2012年9月3日立山室堂


標高3000m前後の山には毎年二つは登りたいと思っている。
一つでは何年経っても登っていない百名山がいくつも残ることになる。
百名山全てを登るつもりはないが、できれば主要なアルプスの名峰には登っておきたい。

一般登山者が高山に登れるのは梅雨明けから9月頃まで。
1年に2ヶ月しかない。
仕事が休みでなければならないし、そこの天気がよくなければならない。
2つ登るのも結構大変なのだ。
8月下旬には休みがあったが、雷が頻発し登れる状態ではなかった。
9月の休みは3日からの数日のみ。
ここを逃せば今年の高山は終わりだ。

ここの天気があまりよくないことは前から分かっていたが、直前の天気予報で9月4,5日が何とかなりそうなので決行した。
しかし結果として、4日の天気は悪い方に大きく外れた。
4日の立山登山はかなり厳しいものになった。
長袖長ズボンにフリース、雨具上下を着こんでも、横からの強風と雨で凍えるほど寒い。
雨はのちに氷の粒に変わり、顔にぶつかってバチバチと音を立てた。
当然何も見えない。
それでも少し下ればまるで天国のようなお花畑が広がり楽しめてしまうところが立山のすごいところだが、全体としてはあまり天気が良くないという予報を考慮し中止すべきだったのかも知れない。
翌5日は晴れ、じりじりと焦げるほど暑い。
この強烈な温度差、山の怖さ、山の美しさ。
まるで天国と地獄が同居するかのような世界を体験できたのはよかったと言うべきか。
あまりにベストコンディションを狙いすぎると全く登れなくなってしまう。
難しいところだ。

安芸中野駅から始発に乗り、新幹線に乗り換え、名古屋駅からワイドビューしなので松本へ。
松本からは大糸線に乗り、信濃大町下車。
バスで扇沢駅へ。
扇沢駅からは日本では珍しいトロリーバスで黒部ダムへ。

黒部ダム





黒部ダムの上を15分歩いて、ケーブルカー乗り場へ











黒部平から黒部ダム方面を望む。





針ノ木岳方面の眺め



黒部平からはロープウェイ、立山を貫くトンネルをトロリーバスでようやく室堂に着く。
室堂では一般の人でも気軽に高山を楽しむことができる。

剱岳周辺では今年も数人が命を落としている。





ウラジロタデ





ハクサンボウフウ





チングルマ





オオハナウドとみくりが池





オオハナウド





雪渓の残るみくりが池





キオン





血の池



9月の平日だから大丈夫だろうと思っていたが、みくりが池温泉は満室、立山室堂山荘も混んでいるようだったので、らいちょう温泉雷鳥荘に泊まることにした。
室堂ターミナルから、みくりが池を経由し、お花畑や美しい草紅葉を楽しみながら徒歩30分ほどで着く。
ここはどちらかというと山小屋というよりは旅館だ。
普通山小屋に風呂はない。
ゴミは持ち帰りが基本。
温泉に入ることができ、何とゴミ箱がある!
しかもコンセントまで!
トイレは水洗、消灯時間なし。
ただしドライヤーはなかった。

夕暮れの雷鳥山荘



ちなみに室道周辺は石をコンクリートで固めた道だが、でこぼこしていて普通の登山道よりも歩きにくいし硬くて足が疲れる。
こういう時はつま先着地の方が楽に歩くことができる。

続く。



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