2012年8月1日白山

3時頃目が覚めた。
周りも動き始めたので3時20分頃起床。
準備をして山頂に向かう。
外に出ると東の空には木星と金星が明るい。
天の川も見えていた。

登山道にはヘッドランプをした登山者の列。
遅いので追い越しながら登る。
徐々に明るくなり、星々が消えていく。
東の空が赤く染まっている。

山頂に着いたのは4時半前。
ご来光は5時。
ここではお日の出と言うそうだ。
北アルプスなどの山々のシルエットが美しい。

ご来光を待つ人々。





御嶽山の左遠方に甲斐駒ヶ岳。





御嶽山の右遠方に中央アルプス、さらに右遠方に南アルプスの山々が見える。





左に剱岳、中央に立山。



しばらくすると神主が山の説明などをしゃべり始めた。
毎日やっているらしい。

ご来光は予兆なく始まる。
完璧な美しい日の出だった。












ご来光と槍穂高連峰。





ご来光と白馬岳、剱岳、立山など北アルプスの山々。





白馬岳と剱岳。





大汝峰と御前峰山頂でご来光を拝む人々。





別山方面の山々が朝日に輝く。





左から、槍穂高連峰、乗鞍岳、御嶽山。





乗鞍岳。





槍穂高連峰。





白山奥宮と影白山。









山小屋に帰り、朝食を済ませて6時35分出発。
観光新道を下る。
ここのお花畑がまた素晴らしい。
あまりに美しく、いくつも見たことのない花々が現れるのでなかなか先に進めない。

もう一度来ることはあるだろうか。





イブキトラノオ





ミヤマキンバイ





コバイケイソウ





カラマツソウ





ミヤマダイモンジソウ





オオヒョウタンボク





ハクサンボウフウ(C)





殿ヶ池避難小屋





マツムシソウ





カライトソウ





イブキトラノオ、シモツケソウと別山。





タカネナデシコ











アマニュウ(C)





カンチコウゾリナ(C)





イブキトラノオとシモツケソウ





ヤマハハコ





キオン





ハクサンフウロ





ニガナ





ニッコウキスゲ





オンタデ





ハクサンタイゲキ





イワオウギ(C)





ハクサンシャジン(C)

















ハクサンシャジン(C)





ヤマブキショウマ









殿ヶ池避難小屋から先は花がやや少なくなり、ペースを上げる。

ヨツバシオガマ





ミヤマキンポウゲ





シナノオトギリ





クガイソウ





ノアザミ(C)





ヨツバヒヨドリと別山。





オオバギボウシ





シモツケソウ



禅定道分岐からは急な下り坂。




別当出合には10時過ぎに着いてしまった。
11時30分のバスまで暇だ。
幸い茶屋が開いていたので、そこで食べられる唯一の食事であるなめこソーメンを食べた。




金沢駅には13時40分到着。
13時56分発のサンダーバードと新幹線を乗り継ぎ、広島の自宅に帰宅したのは18時40分。
帰宅後明日からの平和の夕べコンサートの曲を練習した。

<診療所>
さすが人気の山、山小屋に診療所がある。
途中で下山してきた学生看護師とすれ違ったが、怪我をする人が多いと話していた。
危険な高山であるにも関わらず、美しいお花畑に誘われて体力や装備の不十分な人がたくさん登ってくる。
当然怪我をする人もいるだろう。

<人種>
喋り方から察するに関東からの人が多いが、こてこて関西人もいる。

<首>
首に日焼け止めを塗るべきだった。
帽子に首を覆うタイプの登山用長袖シャツを着ていたので大丈夫だと思ったのだが、早朝の太陽は防げなかった。
地上とは違い空気が薄いので、紫外線は強烈だ。
ずっと当たっていたわけではないのに、ひりひりする。

<物好き>
山には風呂がない。
汗だくになってもそのまま寝るしかない。
トイレは外で、当然ポットン式。
こんなところに来るのはよほどの物好きだろう。

<山>
山は晴れれば暑く、曇れば寒い。
風がなければ暑く、風が吹けば寒い。
南斜面は暑く、北斜面は寒い。
気候の変動は極端だ。

<コンタクト>
屋外の水場でコンタクトをしたが、風で飛ばされそうで危なかった。
飛ばされたらアウトだ。
屋内に戻ってした方がいいだろう。

<水>
ここは蛇口から水が出る分恵まれている。
もっとちょろちょろとしか出ないところや、外の水瓶に溜めてる水を使う小屋もある。

<ズボン>
防寒のために着ていた雨具のズボンを靴を履いたまま脱いでみた。
そのためのファスナーがついているのだ。
しかし結構汚れる。
できれば靴を脱いでから着脱した方がよいだろう。

<心拍数>
寝る時自分の脈が聴こえるが、地上よりもずっと速くてまるで走っているかのようで気持ち悪い。
酸素が薄いためだ。
こんなところで坂道を登れば息が切れるのは当然だ。

<着地>
登山の下りでは自然と足の前側で着地している。
踵では衝撃が大きすぎるのだ。
登りでも傾斜のため自然と足の前側で着地している。
平地では足裏全体が同時に着くように歩く。
それでも踵裏側にダメージを感じるのは、結局ここも使っているからなのだろう。

(C)=C氏の協力により名前が分かった花。




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