2012年4月28日大台ヶ原

標高1695m

注意!
大台ヶ原駐車場から日出ヶ岳、大蛇ーを回るコースは、山と渓谷社「日本百名山」には3時間25分、JTBパブリッシング「日本百名山」には3時間15分と書かれています。
行きのバスは10時51分着ですので、11時出発になるでしょう。
帰りは3時半のバスしかありません。
4時間半あれば楽勝に思えますが、集団で歩けば一人で歩くよりも時間がかかります。
休憩時間も集団の方が長引きます。
乗り遅れてタクシーを呼べば二万円かかります。
スニーカーやジーパンで歩いている人も見かけますが、高山で天気が悪くなればかなり危険です。
アップダウンも実際には厳しく、日頃運動していない人は無理せずショートカットしましょう。

大和上市駅9時発のバスは、ゴールデンウィーク初日大勢の登山客で2台になった。
ツアーの3台を加えて合計5台。
大台ヶ原までは1時間51分、延々と奥深い谷を登っていく。
途中台風の影響で本来の道が使えず、恐らく昔使っていたと思われる細い曲がりくねった急傾斜の道を通る。

今日は山開きの日。
途中で式典に参加させられたのだが、30分もかかり到着が遅れた。
これでは計画が狂ってしまう。



見事な晴天。
標高1500m前後で地上よりも9度気温が低いはずだが、予想外に暑い。

ブナやトウヒの森を登っていくと日出ヶ岳山頂。
360度の絶景が広がる。

スクロールしてご覧ください。





大峰山方面。





分岐まで戻り、そこから登り返して山頂を振り返る。











正木ヶ原は白骨林が美しいが、これは台風や鹿の影響のようだ。





その先で鹿数頭が笹を食べていた。



大蛇ーは岩場を下った先にあり、下は断崖絶壁、正面には大峰山、左にはダム湖、右には中ノ滝と絶景が広がる。
先端でしばらく眺めを楽しんだ。
怖くて立って歩けない女性を数人見かけた。

大峰山方面。





スクロールしてご覧ください。








シャクナゲ坂はシャクナゲにはまだ早い。
この森自体が、まだ冬枯れの状態。
急な下りが続く。

下り切ったシオカラ谷には清流が流れる。
ここで少し休憩。



橋を渡れば急な登り坂が続く。

トウヒ、モミなど針葉樹の森。



できれば有名で登りやすい山には平日に来たいところだが、今回は今日しか日が合わなかった。
ハイキング気分の人もいて、普段の山のようにはいかない。
挨拶する人としない人が混じる状況だ。
後ろから速い人が来れば道のどちらかに寄るのがマナーのはずだが、全くお構いなしの集団もいる。
集団の場合は、いちばん後ろの人が前の人に声をかけ、集団としてどちらかに寄るのが正しい。

できれば一泊して大杉谷コースを下ればもっと奥深い山を堪能できるのだろうが、台風による崩壊で現在は通行止めになっている。
やや観光地的なところが気になったが、きっと平日には気分よく歩けるはずだ。
強い日差しに輝く景色、地上とは違う植生、360度の絶景、見所満載の素晴らしい山であることは間違いない。



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