2012年1月31日天応烏帽子岩山

烏帽子岩山 408m

天応駅10時15分出発、13時5分帰着、所要時間2時間50分。
休憩30分、歩行時間2時間20分。

呉線は単線のため、時折駅で待ち合わせを行う。
そのため同じ距離でも山陽本線より時間がかかる。
向こうに天狗城山が見えている。


天応駅周辺は平地が極度に不足しているようだ。
駅のすぐ東側の山はコンクリートで固めてあり、その上に家が建っている。

ガーミンを頼りに寺の北側の細い道を進み、高速道路をくぐって左に登ると登山口の道標があった。
しばらく進むと墓地。
この右側が登山道だ。

烏帽子岩山の名の由来となった烏帽子岩が鋭く突き立っている。



今回はガイドブックがない。
いくつかのサイトで紹介されているのでそれをよく読み、スマートフォンの画面メモに保存しておいた。

書かれている通りの厳しい岩登りが続く。
落ちれば間違いなく死ぬ個所がいくつもある。
しかもロープ、鎖等は一切ない。
初心者はこの道は通らないこと。
いい機会なので三点確保の練習をしてみた。
なかなか慣れず、カメレオンのように鈍い動きになってしまうが、やっているうちにこつをつかんできた。

烏帽子岩とクロナメラの岩壁の間を登る。
クロナメラの岩壁はロッククライミングで有名だそうだ。




ドンカメ岩という巨大な岩にロープがつけられていたが、足場がなく、何度か試みたが登れなかった。
しかし特にこの岩に登る必要はなかった。




スクロールしてご覧ください。
左から江田島、似島、天狗城山、上山。





左に天狗城山、右に上山。





左が江田島、右に似島。
手前に先ほど登れなかったドンカメ岩、その向こうに烏帽子岩。





左に似島、中央に呉ポートピア、右に天狗城山。




烏帽子岩山山頂からの眺め。
左遠方に灰ヶ峰、右遠方に野呂山が霞む。





呉方面の海。





呉の街が少しだけ見えている。



ここから絵下山方面にしばらく歩くと、上山(じょうやま)に着く。

上山山頂手前の岩からの眺め。
左に絵下山、その右遠方に鉾取連山が遠い。



今日はここから天応駅に下った。
こちらの道は急坂で滑りやすく注意が必要だが、落ちて死ぬことはないので怖さはない。
途中に眺めのいい岩がいくつかあり、おにぎり休憩した。






岩から生える盆栽のような松。





似島。手前右が呉ポートピア。



広島市街が霞んでいる。
プリンスホテルが何とか見える。
右は天狗城山。
楽しい岩山だが、こうして見るとすごい傾斜だ。





似島と天狗城山。


長袖シャツ1枚でしばらくじっとしていても、全く寒くない。
日差しに力強さがある。
沿岸部の低山は冬が絶好の登山シーズンだ。
常緑樹の緑もうれしい。

スリルのある岩登りと瀬戸内の素晴らしい眺めを堪能した。
今回は絵下山から続く中国自然歩道を烏帽子岩山から上山のごく一部だけ歩いたが、いつかこの道を全て歩いてみたい。




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