2011年12月26日城山・高尾山

高尾山で富士山山頂に日が沈むダイヤモンド富士が見られるのは今日までだそうだ。
午前中練習し、11時前に家を出る。
実は高尾山はあまり好きな山ではない。
人が多すぎて山という感じがしないし、もっと眺めのいい山は無数にある。
しかしダイヤモンド富士を山頂で見ると、暗い中を下山しなければならない。
高尾山なら街灯があるし、ケーブルカーで下山することができる。
今回はまだ歩いたことのない相模湖から城山へのルートを登ってみた。

相模湖駅からまず相模湖に下り、眺めを楽しむ。
真冬の平日で人は少ないが、湖や冬枯れの山に斜光が当たり美しく輝いている。
橋を渡り左に曲がると、嵐山登山口がある。
その先で大きく下り、相模川を渡り、山道を登ると住宅地に出る。

相模川と先ほど渡った弁天橋。


そこから少し登ると登山口だ。
城山山頂までよく整備され広々とした登山道が続いている。
地面はカチンコチンに凍っているが、登りは暑い。
ジャケットもダウンもフリースも脱ぎ、長袖シャツ1枚でも汗が出る。

城山山頂からは富士山、東京都心など素晴らしい眺めだ。
東京スカイツリーがはっきりと見えた。


ここでおにぎり休憩。
止まると急に寒くなり、フリースとジャケットを着込む。

高尾山へ縦走。
途中の一丁平からも丹沢、富士山などの眺めを楽しんだ。

今回は富士見台と書かれた南側の道を通って高尾山山頂に向かった。
初めて通ったが、富士見台は木に覆われ、富士山は見えるがあまりいい眺めではない。

高尾山山頂は思ったよりも人が少ない。
周りの人に写真を配って話しかけているお爺さんの相手をしながらその時を待つ。

左は大山、右は丹沢。
右端のいちばん高い山が蛭ヶ岳。



感動的な光景だった。
やはり山は日の出前後と日没前後がいい。
夕暮れの丹沢も美しい。







太陽が富士山に隠れた直後。



日没後もしばらく美しい光景は続いた。

やや右遠方に大山、そこから稜線を左に辿ると手前に仏果山、そこから稜線を左に辿ると経ヶ岳。





日が沈むにつれて富士山の雪の模様が見えてきた。



眺めを存分に楽しみ、下山。
途中東京タワーなどの夜景を楽しむことができた。

中央遠方に東京タワー、左に東京スカイツリーが見える。



ダイヤモンド富士の期間はケーブルカーの時間を延長しているというので安心していたのだが、行ってみると最終の3分前。
後で調べてみたら延長は昨日までだった。
きちんと調べておくべきだった。
もちろんヘッドランプは持っているが、暗い山道を1時間下るのは大変だ。
これも後で調べたのだが、夜の高尾山にはムササビが飛び交っているそうだ。
一度見てみたい気もする。

下山途中にすれ違った軽装の学生らしき数人組はその後どうしたのだろうか?
最終のケーブルカーに乗れたとは思えない。
山道は当然ながら真っ暗だ。
明かりを持たずに山道を下山するのは不可能に近い。
最低気温は−8度ぐらいになるだろう。
下手をすれば凍死する。
大丈夫だっただろうか?

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