2011年9月29日木曽駒ヶ岳

<2日目>
5時起床。
部屋の窓は東向きで、雲一つない空の地平線がうっすらと赤くなっているのが見える。



外に出て宝剣岳へ少し登る。

夜明け前の浅間山。右は蓼科山。





左から、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳。



西には雲海、そして御嶽山が見事だ。
どんどん色が変わっていく。
5時39分頃、甲斐駒ヶ岳の左肩からご来光。
荘厳な瞬間だ。





日の出に驚いたかのように、鳥たちが一斉に飛び立った。





朝日に染まる御嶽山。





宝剣岳。





深い谷を雲海が埋め尽くす。右に御嶽山。



氷が張っているので氷点下のはずだが、風がなく寒さをあまり感じない。
もちろんブレスサーモ、フリース、ダウン、雨具と持っている物は全て着こんでいる。

6時前から朝食。

6時45分に小屋を出た。
アルプス、御嶽山など感動的な眺めだ。
眺めを楽しみながらゆっくりと歩いた。

左は蓼科山。右は八ヶ岳。
いちばん高いのが赤岳。そこから左に横岳、硫黄岳。いちばん右は権現岳と編笠山。





宝剣岳山頂の岩の上で万歳する人。





乗越浄土に数人の人影。その先に悪沢岳、赤石岳など南アルプスの山々が連なる。





宝剣岳。











いつか空木岳まで縦走したい。





中岳山頂から見た木曽駒ヶ岳山頂と御嶽山。




昨日はシルエットとしてしか見えなかった御嶽山がこんなにはっきりと見える。
先日登ったばかり。あの頂上に立ったのだ。




南アルプス全体像と富士山。
左から、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳などなど。











木曽駒ヶ岳山頂では槍ヶ岳、穂高岳など北アルプスが一望、全身に電流が走るような眺めだ。





乗鞍岳では乗鞍天空マラソンを走った。



しばらく眺めを楽しみ、去りがたい気持ちを抑えて木曽福島方面に下山。

頂上木曽小屋と御嶽山。





左は宝剣岳、中央遠方に空木岳、左に三ノ沢岳。



ロープウェイ駅あたりは紅葉の見頃にやや早いが、北斜面は素晴らしい紅葉が広がっていた。

ワタスゲ











紅葉と木曽駒ヶ岳山頂。




















今回は福島Bコースを下ったが、すれ違ったのはたった一人。
静かな山を満喫できた。

トリカブト














先日の谷川岳の下りは長く辛かったが、こちらは全く辛さがない。
これは一体なぜだろう?
谷川岳の方が厄介な下りだったことは確かだ。
頭も体もすーっと疲れが取れるような、まるで無我の境地のような状態になることができる。
手つかずの自然林に心が癒された。

幸ノ川を渡ると未舗装林道に出る。
川には橋がなく、どの石に乗って、次はどの石と随分事前シュミレーションさせられた。
増水したらどうするのだろう?

林道をしばらく下ると木曽駒高原スキー場。
親会社の倒産により、2004年に閉鎖されている。
かつてのスキー場にはススキや低木などが生い茂っていた。


近くの宿も営業している感じがしない。
ヒュッテ奥原まで降りたが、ここもやっていなかったのでタクシーを呼んだ。
木曽福島駅までは17分ほど。
このヒュッテ奥原からは木曽駒ヶ岳山頂付近が見える。
よくまあこれだけの高低差、距離を歩いて下ったものだと自分に感心した。


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