7月8日黒斑山

くろふやま 2404m

大宮から佐久平駅までは50分から1時間程度、佐久平駅から車坂峠はバスで1時間ちょっと。
アクセスは意外といい。
ただし、行きは佐久平駅8時40分発、帰りは高峰高原ホテル15時52分発のバスを利用するしかない。

9時52分高峰高原ホテルバス停下車。
ここの標高がすでに1973mある。
寒くて雨具を着込んだ。

南遠方に富士山、その手前に瑞牆山、金峰山が見える。
トリミングした画像。




その西側、平野の向こうに八ヶ岳。
山頂付近が雲に覆われているのが残念。



山の上部は雲に覆われている。
今日は浅間山の展望を楽しみに来たのだが、見られないかも知れない。

少し前までは警戒レベルが2だったため登れなかったが、今は前掛山まで登ることができる。



標高が高いために植物が地上と全く違う。
花の写真を撮りながら登る。

コマクサにはロープで近づけないことが多い。
この写真もトリミングしてあるため画像が不鮮明だ。
それだけ貴重な花なのだろう。









途中からは完全に雲の中。
赤ゾレの頭も、トーミの頭も、黒斑山も、何も見えない。





山頂の人ごみを避け、先に進む。
喉を潰した喋り方をするおばさん連中のお喋りを聞いていると気分が悪くなるのだ。
声楽家は歳を取ってもあんな声にはならない。
声を出すための筋力が衰え、筋力を維持しようという意識もなく、発声の知識もなく、きれいな声を出そうという意欲もなく過ごしているとあんな声になるのである。

蛇骨岳方面。
大噴火の後、空洞になった部分が陥没してできた外輪山である。



黒斑山から先は浅間山側が切れ落ちた断崖絶壁で、絶景の連続である。
徐々に雲が少なくなってきた。
蛇骨岳で浅間山にかかっていた雲は完全に取れ、思わず叫び声を上げてしまった。

蛇骨岳からの眺め。





ようやく浅間山がその完全な姿を見せた。



帰りはあまりの絶景に動けなくなるほど。
最初から晴れているよりも、今日は何も見えないかも知れないと思わせておいて途中で晴れると喜びは何倍にもなる。
黒斑山山頂も、トーミの頭も、さっきとのあまりの違いに唖然とするほどだ。
浅間山の山頂からは噴煙が上がり、登山道が見える。
いつかあの道も登ってみたいものだ。




左遠方に剣ヶ峰、右手前に黒斑山。
すっかり夏色だ。




トリミングした写真。
望遠レンズは重いから買ってないけど、時々欲しくなる。





奇岩と浅間山。





倒木の上に広がるミクロの世界。
これもトリミングした写真。



行きは表コース、帰りは中コースを通った。
下山中ニホンカモシカに遭遇。
ニホンカモシカを見るのは初めてだ。

これもトリミングした写真。
やっぱり望遠は必要?
凶悪そうな顔で、あの角で突かれたらと思うと怖い。





高峰温泉の向こうに篭ノ登山が見える。
こちらも有名な山だ。


帰りはしばらく耳がおかしかった。
右耳がジュルジュルと音を出した。
これも初体験。

涼しいところでしばらく過ごすと、地上の蒸し暑さが耐え難い。
帰り道、熱中症になるかと思った。

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