5月2日石老山

694.3m

高尾駅から相模湖駅までは乗り換える必要はあるが一駅9分。
駅では帝京大学の学生が大勢バスを待っている。
三ヶ木(みかげ)行きのバスに乗り、石老山登山口バス停下車。
しばらく車道を歩くと相模湖病院。
道標に従ってここを右折すると奇岩群の奥深い森になる。

顕鏡寺に続く参道はシャガで美しく飾られている。
シャガは多くの山で見られるので自生しているように思えるのだが、これを見れば人が植えたのは明らかだ。





顕鏡寺に到着。





修行に使われたという岩窟。



この登山道にはこのような奇岩が数多い。
それぞれに名前とその由来が書かれている。
支えるように置かれている木の枝はどういう意味だろう。



顕鏡寺を過ぎ、しばらく登ると八方岩。
今日は残念ながら黄砂のために見通しが悪い。

融合平展望台からは相模湖や景信山の展望を楽しんだ。
相模湖にこの距離から見ても分かるほどの白い泡の盛り上がりが現れては消える。
帰宅後調べたところ、生活排水による富栄養化で大量の藻が発生して水質が悪化するのを防ぐための水質浄化装置だそうだ。










しばらく登り石老山山頂に到着。
黄砂で富士山は見えなかったが、蛭ヶ岳とそこから黍殻山、焼山と続く稜線、大室山などの眺めを楽しんだ。

山頂ではまだ桜が見頃。
中央遠方に蛭ヶ岳、手前は焼山。
蛭ヶ岳から焼山は昨年下った道だ。



しばらく下り、大明神山から少し行くと大明神展望台があり、ここからの眺めが素晴らしかった。
これで黄砂がなければ言うことないのだが。
それほど遠くないはずの倉岳山や高柄山も霞んでいるのが悲しい。
それでも丹沢は雄大だ。
北方面は陣馬山、景信山、城山、高尾山などの眺めを楽しんだ。

中央に景信山、右に下ったところが小仏峠、そこから上り返すと城山。



ここからの下りは礫岩が多い。
川を流れているうちに角が取れて丸くなった石が堆積して岩になり、再び隆起し浸食によって崩壊。
長い時の流れを感じる。





カエル。




キャンプ場から車道を下り、のどかな田園風景になると、正面にプレジャーフォレストの観覧車とリフトが見える。
リフトで上って標高440mの観覧車というのは行ってみたくなる。


今回は山と渓谷社「神奈川県の山」を参考に歩いた。
2010年8月5日に発行されているが、ピクニックランド前のバス停に下山するとある。
ところが津久井神奈交バスのホームページでピクニックランド前と検索してもバス停は出てこない。
ピクニックランドは運営する会社が代わったため、2008年7月10日にプレジャーフォレストに改称されている。
この時にバス停の名称も変更されたはずだが。
石老山のページにはピクニックランド前とあるが、相模嵐山のページには、文章の途中はピクニックランド前、最後はプレジャーフォレスト前バス停とある。
急いで一か所だけ手直ししたような感じだ。
ちなみに2010年発行の昭文社「山と高原地図 高尾・陣馬」にもピクニックランド前とある。

南高尾山稜。









道路を下っていると、左に「渡し船」の看板。
電話番号が書いてあったので電話してみると、営業しているとのこと。
せっかくなので乗ってみることにした。
ここからの下りは完全に山道で、ハイヒールで下るのはかなり危険で現実的ではない。
つまり、登山者のみを対象としているように思える。
湖まで下るとドラム缶があり、叩くようにと書かれている。
思い切って叩くと、対岸から「はい!」という声。
数分待っていると渡し船がやってきた。



とても心地よい船旅だった。
途中で止まって、「あれが石老山、あそこが大明神山。」と解説までしてくれ、なかなか親切だった。
バスよりは大分高いが、乗ってみる価値はあると思う。

渡し船から西方面を撮影。
船から写真を撮ろうとすると、水平を取るのが非常に難しい。
これだけ広い湖でボートを漕ぐと気持ちいいだろうなあ。





左が石老山山頂、右は大明神山。




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