2011年3月28日岩船岳

標高466.6m

多々良潟登山口9時50分出発
大川越(青海苔越)11時20分到着
山頂12時0分到着
山頂での休憩25分
広大植物園15時10分到着
所要時間5時間20分、休憩時間50分、所要時間4時間30分。

宮島は実は巨大な島だ。
岩国からJRで広島に向かうと、すぐに姿を現し、その後延々と宮島を見続けることになる。
そして宮島は起伏の多い非常に複雑な島だ。
宮島といえば弥山だが、他にも数多くのピークがある。
広島在住でかなりの山好きでなければ知らないが、宮島の奥には岩船岳という山がある。
距離が遠く、アップダウンが多く、道も悪い。
初心者お断りの山である。
岩国からの帰りに宮島を眺めながらいつか登ってみたいと思っていたその岩船岳に、ようやく登る決意を固めた。
期待と不安でドキドキする。

フェリーから見た宮島。
中央のギザギザの左奥が弥山。
岩船岳は右遥か彼方に見えている。



多々良潟登山口までは徒歩だとかなり時間がかかるのでタクシーに乗った。
料金は1120円。




ここからは舗装された林道を上る。

鹿は人里近くにいる。
山では結局一匹も見かけなかった。




直進すれば奥ノ院だが、30分ほど上り、途中で右の登山道に入る。



しばらく急坂を登ると、遥か彼方に岩船岳の山頂が見える。
手前には351mピーク。
351mピークに登り、一旦下って再び登る。
予想されるその距離の長さ、アップダウンの多さ、シダに覆われた道の悪さに思わず笑ってしまう。
細い道は谷側に傾き、谷側は一部崩れ、その上をシダが覆い目隠ししている。

アップダウンを繰り返し、延々と歩き続けて林道から1時間で大川峠。
しっかりとした道標がかけられている。




海軍省の標柱。





この原生林で見かけた唯一の花がアセビだった。





右は岩船岳山頂、左遠方は大竹。





岩船岳の名の由来となった岩。





経小屋山。
手前には釣り客を案内する筏が並んでいる。





展望のいい岩で2度数分の休憩をしながら登って12時丁度に山頂に到着。



丁度高校生らしきグループが休憩を終えて出発するところだった。
今日山で出会ったのは彼らだけである。
山頂から少し南の岩場からは絶景が広がっていた。

南には阿多田島。





東には小さな小黒神島、その向こうに西能美島。





西には小さな可部島、その向こうに大竹、中央遠方は岩国。


しばらく休憩し、後ろ髪を引かれる思いで出発。
これほど感動的な眺めを堪能できるとは思わなかった。

左は越えてきた351mピーク。
弥山は502mピークに隠れているが、中央遠方に駒ヶ林のギザギザが見えている。



来た道を引き返しながら考えた。
この道を先ほどの林道まで引き返すのは大変だ。
奥ノ院、大元谷コース経由で帰ろうと思っていたが、大元谷コースはいつでも行ける。
それより大川越から広大植物園方面に下ってはどうか。
しっかりとした道標もあり、道もはっきりしている。
検索している時、ここを歩いたというページも見た。
きっと大丈夫だろう。
それが失敗だった。
結論。
よほどの上級者以外はここを下ってはいけません。
途中で道がなくなり非常に危険です!


途中までは道がしっかりしていた。
徐々にシダに覆われてきたが、まだ大丈夫。
そう思っているうちに道が消えた。
ガーミンを頼りに下る。
ここに登山道、そしてここが川。
登山道はこの辺で川を横切る。
しかし道はない。
いっそ川を下ろう。
しかし倒木も多く、かなり困難だ。
迷いつつ下っているうちに赤テープを見つけた!
しかしそこに道はない。
ガーミンを頼りにさらに下ると、ようやく道が出現した。
GPSを持たずにここを下るのは相当危険だ。
できれば道標に危険と書くか、それともしばらく放置されたこの道をもう一度整備するかどちらかして欲しい。

この方は同じ道を平成16年2月に何の問題もなく下っている。
http://www.geocities.jp/yamanekoforest/noyamaaruki/iwahune040221.htm
それ以来手入れされていないのか、それとも私が迷っただけなのか?

この方も2005年7月に同じ道を下り、迷うことはないと書いてある。
http://www.sky.icn-tv.ne.jp/~fujikatu/yama/iwafuneyama/iwafuneyama.htm

海の近くまで下ると道は二手に分かれる。
ここを右、多々良潟方面に向かう。
ここの道標もしっかりとしている。
しかしこれを頼りに進むと途中で道はなくなる。



ここからは、シダに覆われてはいるものの道ははっきりとしている。
海の近くだがアップダウンは多い。



誰も訪れそうにない秘境のような小さな砂浜に出る。
感動的な光景、そして静けさだ。
砂浜で撮影していると、ほんの数分で足元に水が来た。

ローアングルで撮影。
正面に経小屋山、手前には大量のホタテの貝殻を吊るしてある。


ここも去りがたい場所だ。
静けさがたまらない。
登山道からの眺めもよく、こうした誰もいない小さな砂浜もいくつか訪れることができる。

しばらくすると、シダが刈られ広々とした道になった。
ここなら初心者も安心だ。
広大植物園まで歩くとかなり遠いのでタクシーで来て、そこからこの道を歩くといいと思う。
そして誰もいない砂浜で波の音を聴きながらしばし呆然としたい。






経小屋山。





幾つ目の浜だったか。
波の音だけが聴こえている。




王舎城のある船倉山。










望遠で撮影し、さらにトリミングした。
吊り客を案内する筏が並んでいる。





再び浜へ下る。
遠浅の美しい浜だ。



大川越から大川浦へのルートは本当に道がなくなっていたのか、それとも私が迷っただけなのか、もう一度行って確かめたい気もする。
岩船岳からそのまままっすぐ下り、長浦、御床浦経由で帰ってくるロングコースにも興味がある。
それ以前に私はまだ駒ヶ林にも奥ノ院にも行っていない。
宮島は奥が深い。



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