12月3日鉾取連山

標高
坂山 500m
鉾取山 712m
原山 672m
天狗防山 512m
洞所山 641m
城山 593m
金ヶ燈篭山 532m

瀬野駅7時55分出発
矢野駅15時5分到着
所要時間7時間10分
休憩30分、迷った時間15分、歩行時間6時間25分

<カシミールで作成したデータ>
歩行距離 16km
累積標高差 +1554m −1600m

<実際のデータ>
歩行距離 18.425km
累積標高差 +1656m −1763m

天気予報では確かに午前中は雨が降る可能性があると言っていたし、風が強いとも言っていた。
午後低い山に登ろうかとも考えたが、いい山が思い当たらない。
雨は北部を中心とした地域で降るという予報で、降っても大したことはないと判断した。
実際にそうだった。
ただ、ここまで風が強いとは思わなかった。
まるで嵐だ。

瀬野駅から2号線を渡り、旧街道を東に進む。
瀬野小学校手前を右折。
しばらく車道を登って登山道に入る。
このあたりから雨が降り始めた。
こういう日に登ると決めた自分の責任だ。
雨具を着込み、リュックカバーでリュックを覆う。
小雨だったので、ズボンの撥水性能を試してみた。
11月に買ったコロンビアの冬用ズボンは撥水性能があるのだ。
結論としては、小雨程度なら問題ない。

雨にしっとりと濡れ、人気のない登山道。
結局下山するまで誰とも会わなかった。



フードを被っているので視界が狭い。
稜線に上がり、右折してしばらく登ると坂山。
何にも見えない!
以前来た時には霞んでいていい写真が撮れなかった。
次回来た時に撮ろうと思っていたのに、写真どころではない。

鉾取山への登りはいつ来てもきつい。
急坂が延々と続く。
落ち葉が分厚く積り、濡れて滑りやすい。
特に下に濡れた石があると危険だ。
注意深く歩く。



鉾取山は標高711m、強風が吹き荒れかなり寒い。
雨具の下にフリースを着込む。

滑り止めつき軍手は鎖やロープを掴んだ時に最も滑りにくいし値段も安くて便利だ。
しかし綿なので濡れたら乾きにくく冷たいし、防風性能ももちろんない。
ゴアテックスの厳冬期用手袋は埼玉の家に置いてある。
まあしかし今日ぐらいの気温であれば問題ない。

鉾取山からも全く何も見えず、予測されたこととはいえやや悲しい。

原山に向かう。
鉄塔のある山である。
雨はようやく上がった。
逆光に照らされて落ち葉がキラキラと輝く。


天狗防山から洞所山へ。
洞所山から少し下ったところに広い道があり、「運動公園」という標識がある。
前回はあまりにも標識と道が立派だったのでこちらに下ってしまったのだが、今回は縦走なので左の登山道を下る。
縦走路に何の標識もないので知らない人は迷ってしまうだろう。

新峠からしばらく登りだが、ここに城山はない。
再び下り古峠から登り返すとようやく城山に着く。
台風のような猛烈な風が吹き抜ける。
落ち葉が顔に当り痛い。
倒木に巻き込まれないように注意する。
しかしどちらかというと問題は地面だ。
特に下りは分厚く積った落ち葉や石が滑りやすい。

ようやく日差しが出て、逆光の落ち葉を撮影。
これで少し気分がよくなってきた。










赤穂峠の先に見晴台があり、ここからの眺めが素晴らしい!
前半はまるで苦行僧のようだったが、ようやく山を楽しむことができた。
落ち葉が風に乗ってまるで鳥のように頭上を飛んでいく。





東方面、左に小田山。





南方面、右遠方に灰ヶ峰。





北方面、日浦山を見下ろす。
雨上がりで霞んでいるのが残念。





日浦山の東側には呉娑々宇山、その手前は蓮花寺山。



とはいえ、このコースはどちらかというと禁欲的だ。
城山にも金ヶ燈篭山にも展望はない。

さて、金ヶ燈篭山から先が問題だ。
「広島市の山を歩く」は題名通り広島市の山を扱っている。
つまり安芸郡海田町と熊野町の境界線上にある城山と金ヶ燈篭山は対象外なのだ。
一応パソコンで国土地理院の地図に載っている登山道上にルートを作成してオレゴンに転送してあるのだが、地図上の登山道が実際にあるとは限らない。

テープに従って降りると、串掛林道に出た。
この道を北、海田町方面に向かう。
すぐに絶景ポイントに出る。
ここはわざわざ車で訪れる人もいるぐらい眺めのいいところである。
昨日もIさんに乗せてもらって通った道だが、歩いて眺めを楽しむのは初めてだ。
広島市、瀬戸内の島々、黄金山など素晴らしい眺めだ。




このままこの道を下って徒歩で自宅に帰ろうかと考えながら下っていると、ガードレールが切れているところがある。
少し入ってみると赤テープ。
オレゴンで確認すると、確かにここは登山道だ。
下ってみることにした。
テープは要所にあり、ここが道であることは間違いないのだが、落ち葉が分厚く積って一体どこが道か分かりにくい。



シダに覆われて道を見つけるのに苦労する箇所もある。
さらに下ると、テープが見当たらない。
オレゴンを頼りに下ると、次第に怪しくなり、ついには草木が生い茂り完全に進めなくなった。
帰ろうと思っても、一体どこから来たのか分からない。
こういう時、オレゴンは便利だ。
軌跡の方向に進む。
古い石垣が残っている。
しかし道はない。
元々、オレゴンがなければこの道は下らなかった。
オレゴンがあれば行けるだろうと思ったのだが、いくらオレゴンが優れていても道がなければ歩けない。

広い場所に戻った。
左が道?
下ってみると畑があった。
助かった!
登山道は尾根に沿って書かれているが、そうではなくその左の谷道に下るのだ。
(危険ですので一般の方はこのルートを下らないようにしてください。)

道路に出て、オレゴンでルート設定。
徒歩、距離優先。
これで矢野駅までの道を表示してくれる。
何とも便利だ。

いつも目の前に聳える鉾取連山。
天狗防山と洞所山は先日ようやく登ることができたが、城山と金ヶ燈篭山がまだだった。
念願の鉾取連山大縦走を成し遂げることができて大満足である。

<顔>
山から帰ってくるといつも顔が赤い。
そんなに日焼けしたかなといつも思うのだが、これは顔がほてっているのだ。
暖房の温度が同じでも暑くて汗をかく。
大体4,5時間でほてりが収まるといつもの顔に戻っている。

<道>
串掛街道からの登山道を少し下ったところで道は二つに分かれる。
右は地図には中国自然歩道と書かれているが、実際にはそこが分岐であるということすら分からない。
私はオレゴンを見ていたから分かったのだ。
一般の人はまず見落とすだろう。
ということは、その先に本当に道があるのかどうかも怪しいと思った方がいい。
今度機会があったら調べてみよう。
ただ、しばらく下ってやっぱり道がなかったという時、戻るのはかなり嫌な気分になる。
何とか無理をしてもそのまま下れないかと思ってしまうのだ。
これが遭難者の心理であり、そうなってしまうと危険だ。

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