11月21日呉娑々宇山・藤ヶ丸山・長者山

標高
呉娑々宇山 682m
藤ヶ丸山 665m
長者山 571m

距離 18.783km

累積標高差 +1698m
         −1608m

7時30分自宅を出発。
14時0分狩留家駅到着。
所要時間6時間30分。
休憩時間10分、歩行時間6時間20分(地図の確認、写真撮影、水分補給などの時間を含む。)
私は通常3時間と書かれているところは2時間ぐらいで歩いているので、一般の方は歩行時間を9時間30分見てください。
1時間歩いて10分休憩、9回休憩したとして休憩時間1時間30分、合計11時間必要です。
時間が長いだけでなくアップダウンが多く体力的にもきついコースなので、日頃運動していない人は真似をしないでください。

自宅から呉娑々宇山水谷峡登山口まで徒歩45分。
日頃走って往復しているコースだ。
走れば往復で39分ぐらいなのだが、歩くと遠い。
このあたりは南に鉾取山があるため日の出が遅い。
登山口に向かう途中、ようやく鉾取山から太陽が出てきた。
朝露に濡れた草木に斜めから柔らかい朝日が射して美しい。

水谷峡登山口手前、棚田の並ぶ斜面から振り返り、日浦山を眺める。



今日は峡谷ルートはまだ日陰だったため尾根ルートを登ったのだが、元々急坂の上に落ち葉が分厚く積り、滑りやすい。
峡谷ルートも道が判然とせず、簡単ではない。
こちらから登るとどのルートも楽には登れない。
初心者を連れてくれば、最初の急坂で立ち往生してしまうかも知れない。




今日は霞んでいる上に朝日が完全に逆光になり、せっかくの眺めがなかなか写真にならない。
露出を近くの山に合わせると遠くの山は真っ白になり、遠くの山に合わせると近くが真っ黒になる。
そういえば最近オートHDRを使っていない。
3枚連写し合成することで明るさの極度の違いを緩和する仕組みだ。
不自然に感じるからだが、今日は使ってみてもよかったかもしれない。




水分峡からの道が合流すると、マウンテンバイクの通った跡がある。
昨日グループで来たのだろう。
よく山を自転車で登ろうという気になるものだ。
どう考えても危険だと思うが。




呉娑々宇山から藤ヶ丸山に行く途中、北側少し下ったところに道路が作られていて、そのために北側の展望がいい。

森林公園の先、白木山が朝靄に霞んでいる。



その後道は藤ヶ丸山とはまるで違う方向に下り始めるのでいつもびっくりするのだが、ジグザグに下り、再びジグザグに登り、藤ヶ丸山に着く。



前回はここから三本木山に下ったのだが、今日は右の道を行く。
最初は落ち葉が分厚く積り怪しい感じだが、すぐに快適な尾根道になる。
アップダウンもそれほどなく、道も他に選択肢がなく、写真に撮りたくなるような展望も紅葉もない。
気がつくと長い時間何も考えず、ただ歩いていた。
こういう時間は大事だ。
まるで座禅を組んでいるようだ。

立石山は単なる通過点。
その先徐々に道は悪くなる。

急坂を登って555m峰へ。
ここは眺めがいい。
そこから急坂を下り、しばらくすると再び急坂を登って長者山に着く。
誰もいないが、ここからの展望はなかなかのものだ。

南東方向、中央に水ヶ丸山、そこから稜線を左にたどると曾場ヶ城山。





逆光に霞む鉾取連山。


この先さらに道は怪しくなり、人通りもない。
こういう時オレゴン450TCは心強い。
道が間違っていないという確証が持てる。

今日は途中で左折したが、右のピークを越えて下り、湯坂峠から登り返すと、左の高鉢山に至る。





少し下って、呉娑々宇山方面、紅葉の美しい北斜面を眺める。


612mピークを過ぎ、ますます怪しい道を下る。
湯坂峠まで行きたいところだが、今日は途中で左に電力会社の巡視路を下る。
これがとんでもない急坂で、場所によっては普通に歩けず、腰を降ろしてずりずりと滑り下りる。

ようやくまともな道に出てほっと一息。



やがて廃車道に出るのだが、ここがすごい。
廃車道というと石や枝がごろごろしているようなイメージだが、ここは完全に森になっている。
そこになぜかガードレールがあるのだ。
完全に木で塞がれて斜面を回り道しなければならない個所もある。



ようやく普通の道に出て、そこから狩留家駅まで歩いた。
正面、北側には白木山、東には高鉢山。
のどかで歩いていて気持ちいいところだ。

駅からすぐの三篠川から南西方向の眺め。





始発列車が停車しているのどかな狩留家駅の光景。





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