6月12日白木山


標高
鬼ヶ城山 737m
中尾山  798m
白木山  889m

上深川駅6時42分出発、下町屋バス停12時7分到着。
所要時間5時間25分。
二十畳岩での休憩13分、白木山山頂での休憩17分。
歩行時間4時間55分(写真撮影や地図を確認する時間などを含む)。

水分は、スポーツドリンク1リットルと水500mlを持って行き、帰りのバスで残りのスポーツドリンク200mlと水200mlを飲み干した。
帰宅後も300ml飲んだ程度で、この時期5時間以上歩いたにしては消費量が少ない。
早朝の出発というのが大きい。

無理に早起きすることもないと思い目覚ましはかけなかったのだが、4時20分に目が覚めたので始発で出発。
白木山はルートが多くどこから登ろうか悩ましいが、今日は上深川駅から登ることにした。

まだ早朝、朝日が柔らかく景色を照らす。
小さいが、中央のピークに見える鉄塔にまずたどり着くことになる。



駅から真っすぐ北上すると、車道が終わるところに白木山登山道という標識がある。
しかしこれ以降標識は皆無。
道自体は全体的に、さすが人気の山だけあっていい状態だ。

途中二十畳岩からは素晴らしい展望だ。
呉娑々宇山、木ノ宗山、二ヶ城山などが一望できる。





左遠方に呉娑々宇山、中央手前は木ノ宗山、右に二ヶ城山。





呉娑々宇山と木ノ宗山。





呉娑々宇山の右肩、いちばん右の小さなこぶが岩谷観音、その少し右に黄金山が霞んでいる。











NEX−5は、遠景の色や明るさにはまだ迷いがあるが、近くの描写の詳細さと色には毎回感動させられる。



電波塔の先で車道に出るが、直進し山道を登る。
しばらく登ると鬼ヶ城山だが、三角点があるのみで特に通る必要もない。
その先を左に下り車道に出る。

中尾山、といっても鉄塔に占拠された残念なピークだ。
何とか展望台ぐらい作ってもらえないものか。





今日の目的地、白木山はまだ遠い。



しばらく車道を歩き、途中右に登ると中尾山山頂に着く。
ここも、山というよりは巨大な電波塔に占拠されたピークで、魅力に乏しい。
「広島市の山を歩く」では、金網に沿って移動しながらの展望と書いてあるが、落ちれば間違いなく骨折ぐらいはするので手が離せない。
写真撮影は難しい。
金網に沿って移動しなければ、展望はあるものの写真にはならない程度。

車道を下る。
しばらくすると別の巨大な電波施設がある。
その先に白木山への登山道がある。

ここからは心地よい尾根歩き。

白木山山頂は久しぶりだ。
広々とした芝生の山頂にはこれまた巨大な電波塔が建ち、まだ9時半だというのに土曜日の人気の山だけあって7,8人が休んでいた。

トリミングしているが、この描写力には感動した。





北方面の眺めをパノラマでどうぞ。





白木山神社。
皆さんお参りしていた。





南方面の眺めをパノラマでどうぞ。





山頂の鉄塔。


下山は押手山を目指す。
山頂からほんの少し行ったところで道が二手に分かれるが、ここが「広島市の山を歩く」のPであることは確認した。
ここを左に入る。
その後、Gのこぶとショートカットも確認し、ショートカット道を下る。
時々赤いテープが巻いてあるので、それを頼りに下る。
道は非常に悪い。
人を連れてきたらきっと怒られるだろう。
道はそれしか認識できなかったのだが、しばらくひどく荒れた道を下ると車道に出た。
これが穴郷林道。
まるで違うところに出てしまった。
きっと右に分かれる道が分からなかったのだろう。
仕方がないので林道を下る。



林道歩きも時々展望が開けて悪くはないのだが、真っすぐに下れないため距離が長い。
ジグザグに延々と下る。
やがて民家や田植えしたばかりの田圃が見えてきた。
のどかな田園風景を楽しみながらしばらく下ると桐原バス停。
ただしここはバスが2時間に1本ぐらいしかない。

振り返ると白木山が遥か彼方にある。









白木山山頂がさらに遠くなった。
今日はよく歩いた。







きっと家が多い方向に下れば幹線道路、そしてバス停に出るだろう。
25分歩くと、予想はぴったりと当たり下町屋バス停に到着。
ここは本数が多い。
広島駅行きのバスに乗るが、丁度いい電車があったので、可部駅で乗り換える。

1時半帰宅。
午後から練習。

上深川から白木山経由で可部までの大縦走。
迷いやすいポイント多数、下りは道なき道。
これは一人でないとできない。
こんなことを一緒にやってくれる人は周りには誰もいない。
始発で出発などとても言いだせないし、人を連れて行ったらきっと今日のコースなら8時間かかってしまうだろう。
単独でのスピード登山だから可能なのだ。
そうでなければ暗くなって危険だ。
下りで途中右に分かれる道が分からなかったのは残念。
さらに経験を積む必要がある。

昨日はひどい緊張感と疲労感だったが、今日は全く何も残っていない。
5時25分に家を出た段階で、心も体も完全にリラックスしている。
登山は演奏のための基礎体力作りという面でも重要だが、気分転換やリラックス法としても非常に有益だ。

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