4月8日
武甲山



標高1304m。
累積標高差+851m、−1127m。
西武秩父線横瀬駅下車。
どうしてもリガチャーなどを発送しなければならず、駅近くに郵便局のマークがあったので探したのだが見つからない。
地元の人に聞いてようやく、細い裏道にひっそりと隠れたような郵便局を見つけた。
昔はここが街道だったのだろう。

生川の一の鳥居を9時35分出発。
歩行時間3時間30分。

生川の集落を過ぎ、杉林の中を延々と登る。
途中杉の巨木が存在感を見せつけていた。






御嶽神社。





御嶽神社の向こうが展望台。
雨の後の晴天で気温も低く期待していたのだが、筑波山など遠くの山は残念ながら見えなかった。
西北西方向、遥か彼方に浅間山がうっすらと見える。






北西方向に秩父の街並み。






北北東方向、右に丸山。





下りは秩父鉄道浦山口駅に向かう。
急な坂もあるが、天気もよく心地よい尾根歩きができた。
南に展望が広がる。
大持山と小持山。
この方向に縦走することもできるが、かなり時間がかかる。





西に両神山。
5月に登ります。





南西方向の山々も美しい。






しばらく下ると、避難小屋。
この山は石灰岩でできていて、それがどんどん爆破され切り出されている。
登山愛好家としては心が痛む。
この先一体どうなるのだろう。
一日に数度爆破があり、そのための避難小屋だ。
12時20分にサイレンが鳴り、10分後の爆破を予告。
25分に2度目のサイレン。
30分にバンバンバンバンバンと連続した爆破音が聞えた。
採掘によって古い登山道がいくつも失われている。
嘆かわしいことだ。






沢に降りると、新緑が出始めていていい季節だ。
未舗装林道をしばらく下り、舗装道になると28番札所橋立堂、それに鍾乳洞がある。






山深く、とてもここから徒歩10分で駅に着くとは思えないのだが、歩いてみると確かに徒歩10分だ。
秩父鉄道は本数が少ない。
13時13分の次は14時34分。
14時34分を狙って計画したのだが、4時間50分と書かれてあるところを3時間30分で歩いてしまい(山頂での休憩は35分)、13時40分頃駅に着いた。
何と55分も待たなければならない。
自分の歩くスピードとガイドブックに書かれてある時間が違いすぎて、計画が難しい。
駅には桜がたくさん植えられていて、7分咲きぐらいできれいだ。




平日というのにウォーキングスタイルの年配男女が多い。
枝垂れ桜が目当てか。
何と駅長がお茶を持って来てくれた。
その後はウォーキングのグループに延々と地元の説明をしていた。
残ったおにぎりを食べ、次の山行を計画して過ごす。

西武秩父駅から見た武甲山。
ついさっきまで、あの切り崩された絶壁から数メートルの山頂にいたのだ。



採掘によってどんどん切り崩されている姿が痛々しいが、登ってみればどっしりとした雰囲気で展望もよく、すばらしい山だ。



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